不要になった機械を有姿除去するコツ

通常、不要となった産業機械等を廃棄処分した際、その固定資産の帳簿価額からその処分見込額を差し引いた金額を「除去損」として計上します。一般的に「除去損」として計上する為には、費用をかけて機械そのものを廃棄処分しなければならないと思い込みがちですが、条件さえ整えば固定資産を廃棄処分した実態がなくても現状有姿のまま除去損に計上できる『有姿除去』という方法があります。

 

<ポイント1>

 有姿除去の対象として認められるもの

 ・特定製品の生産のために専用されていた金型等で、当該製品の生産

  を中止したことにより将来使用される可能性のほとんどないことが

  その後の状況からみて明らかなものであること

 ・その機械の使用を廃止後、今後通常の方法により事業の用に供する

  可能性がないと認められる固定資産であること

 

<ポイント2>

 除去損として計上できるのは、資産の帳簿価額からその処分見込価額

 を控除した金額となります。

 

<ポイント3>

 その資産を有姿除去するに至った経緯や根拠を具体的に記した稟議書

 を作成し保存すること。また、その機械の核となる部分を破砕して物

 理的に使用不可能にしておくなど「今後、事業用に使用する可能性が

 ない」ことを立証できるように対応策を万全にしておくこと。